祝福の継承者イサク（創世記　第26章　1〜33節）

2003年7月20日礼拝にて

　　�@イサクの従順による祝福（1〜14節）

イサクは飢饉を避けてエジプトに下ろうとしましたが、主に禁じられてゲラルに留まりました。その結果、百倍の

収穫を得、富み栄えました。主に従うならば、他人が行き詰まっている時にも決して行き詰まることはありません

（詩篇　37・5）。御言葉と御心を押し退け、自分の思いを押し通そうとするところには、失敗と敗北、混乱と行き

詰まりがあるのみです。

　　�Aイサクの柔和による祝福（15〜33節）

富み栄えるイサクは人々の妬みを買い、次々と井戸をふさがれますが、その度に他所に移転して井戸を掘りま

した。そして遂に争いは終わり、「今や、主は私たちに広い所を与えて、私たちがこの地で増えるようにして下さっ

た」（22節、新改訳）と感謝し、祭壇を築き（信仰生活）、天幕を張り（家庭生活）、井戸を掘る（社会生活）イサク

を見て、敵も「主があなたと共におられる」と認めざるを得ませんでした（28〜29節）。まさにイサクの柔和による

勝利です。「正しいさばきをするかたに、いっさいをゆだねて」いれば、主は人間的な悪巧みを必ず滅ぼして下さ

るのです（�Tペテロ　2・23、箴言　19・21）。