岩の上に建てた家（マタイ 第7章 24～27節）
2003年7月27日礼拝にて
①人生の嵐－両者の共通点
岩の上に建てられた家も、砂の上に建てられた家も、どちらも暴風雨に襲われたように、人生には試練や困難と
いう嵐がつきものです（ヨハネ 16・33）。中でも最大の嵐は、神のさばきという嵐です。人は皆、「死んだ後にさば
きを受け」（ヘブル 9・27）、生前の言動や思いのすべてが明らかにされます。言い訳や偽りの全く通用しない、絶
対に間違いのないさばきです。
②人生の土台－両者の相違点
「岩の上に自分の家を建てた賢い人」とは、主の「言葉を聞いて行う」者のこと、「砂の上に自分の家を建てた愚か。
な人」とは、主の「言葉を聞いても行わない者」のことです。人は神の被創造物でありながら、神の言葉に背いて自
分勝手に生きています。自分の人生の土台は間違っていたことを認め、「悔い改めて福音を信」じる事こそ（マルコ
1・15）、人が真っ先に主の「言葉を聞いて行う」べきことです。その上で、御言葉に服従、実践する賢い人は、どんな
人生の嵐や神のさばきに会っても倒れません。神が味方だからです（詩篇 46・1）。しかし「聞いても行わない」愚か
な人は、「さばきに耐え」ません（詩篇 1・4～5）。土台をひ弱にする不従順の罪があれば一大事です。
