良い羊飼いキリスト(ヨハネ 第10章 1〜18節)
2003年6月22日礼拝にて
@羊のような人間
聖書は人間を迷い出た羊として描いています(イザヤ書 53・6 他)。羊が羊飼いの保護なしには生きていけ
ないように、神に造られた人間も神なしでは真に生きることができません。また羊飼いから迷い出た羊が死ぬ
他ないよいに、神を無視して生きてきた人間の最後は永遠の滅びです。羊は一度迷い出たら最後、自分では
帰ることができないように、人間も自分から神のもとに帰ろうにも帰れません。私たちを連れ戻すためにキリス
トは来臨されたのです。
A羊飼いなるキリスト
羊飼いが一匹一匹の羊をよく知るように、キリストは私たちを十把一絡げではなく、世界中に私一人しかいない
ように愛して下さいます。夜、羊飼い自身が門となって羊を守るように、キリストは体を張って私たちを守って下さ
います。事実、私たちの罪のために十字架上で命を捨てて下さいました。キリストに導かれる人生は、乏しいこと
のない人生です。迷い出た人々が救われて命に溢れ、「一つの群れ」になることこそキリストの切願です。