『・・・もしあなたがたがわたしを愛するならば、わたしのいましめを守るべきである。
　　　　　わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでも
　　　　　あなたがたと共におらせて下さるであろう。それは真理の御霊である。この世は
　　　　　それを見ようともせず、知ろうともしないので、それを受けることができない。
　　　　　あなたがたはそれを知っている。なぜなら、それはあなたがたと共におり、また
　　　　　あなたがたのうちにいるからである。・・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネによる福音書　14章12～17節）


　新型コロナウィルスによる感染の拡大により、礼拝を共に守ることができるのは、当たり前では
なく恵みであることを改めて教えられます。これからは、誰かを通してではなく、共にいてくださる
主によって、今まで以上に平安に満たされることを体験することになります。イエス・キリストと共に
歩んできた弟子たちにとっても、主が選ばれた十字架の道は信じがたいものであり、不安と恐れ
は彼らを絶望のどん底へと導きました。けれども神はさらに大きな祝福、すなわちすべての人が
救われて神の子とされる約束を与えられただけではなく、十字架に死んでよみがえってくださり、
大きな希望を与えてくださったのです。弟子たちは復活の主に出会い、主の語られた約束を信じ
て待ち望み、聖霊に満たされて立ち上がる力が与えられたのです。

　わたしたちも一度は絶望するかもしれませんが、決して失望することなく、共にいてくださる主に
よって立ち上がることができるのです。このような時だからこそ主を信じ、共にいてくださる主によ
って、神の平安を告げ知らせる者とさせていただこうではあ りませんか。

主と共に生きる　（ヨハネによる福音書　14章12～17節）

　2020年3月29日礼拝にて