『・・・・・ しかし、信心があって足ることを知るのは、大きな利得である。
　　　　　わたしたちは、何ひとつ持たないでこの世にきた。また、何ひとつ
　　　　　持たないでこの世を去って行く。ただ衣食があれば、それで足れりと
　　　　　すべきである。富むことを願い求める者は、誘惑と、わなとに陥り、
　　　　　また、人を滅びと破壊とに沈ませる、無分別な恐ろしいさまざまの
　　　　　情欲に陷るのである。金銭を愛することは、すべての悪の根である。
　　　　　ある人々は欲ばって金銭を求めたため、信仰から迷い出て、多くの
　　　　　苦痛をもって自分自身を刺しとおした。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（テモテへの第一の手紙　6章6～10節）


　今日は礼拝後、教会総会があります。神がわたしたちに与えてくださっている恵みを感謝
しつつ、与えられている使命を受け止め、信仰の一歩を踏み出させていただきたいと思い
ます。何かをしようとする時、わたしたちはお金や良い方法があればと考えますが、どんなに
準備をしたとしてもそこに立つ人に強い意志と覚悟がなければ、願うような結果を残すこと
は困難です。神は聖書を通して、この世の力や知恵を頼むのではなく、共にいてくださる主
により頼み、すべてのことを愛を持って最善に導いてくださる神に望みを置くように教えてく
ださいました。これから神がわたしたちに、また世界にどんなことを行い、そして導かれるか
はわかりません。だからこそ、この世のものに心奪われて神を見失うことのないよう、すべ
てを支配し、すべての必要を満たすことのできる神に望みを置く生き方を選びたいものです。
わたしたちにとっての一番の賜物は、どんな時にも愛し寄り添ってくださる神であり、神はそ
の時々の必要を最善に満たしてくださいます。この神を信じて共に歩むことが、わたしたち
の信仰であり使命なのです。

信心があって足りる事を知る恵み　（テモテへの第一の手紙　6章6～10節）

　2020年2月2日礼拝にて