『ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、ひとりの男の子がわれわれに
　　与えられた。まつりごとはその肩にあり、その名は、「霊妙なる議士、大能の神、
　　とこしえの父、平和の君」ととなえられる。そのまつりごとと平和とは、増し
　　加わって限りなく、ダビデの位に座して、その国を治め、今より後、とこしえに
　　公平と正義とをもってこれを立て、これを保たれる。万軍の主の熱心がこれを
　　なされるのである。』
　　　　　　　　（イザヤ書　9章6～7節）


救い主イエス・キリストの誕生は、預言者を通して予告されていました。与えられた人生の中で
いろいろな困難に直面する人々にとって、その予言は希望であると同時に大きな慰めでした。
すなわち、たとい今、どんな病や迫害の中にあったとしても、神は必ず権威と責任を持つ救い
主を立ててくださり、その平和の支配は決して奪われることがないと信じることが出来たから
です。しかもそれは、わたしたちの造り主である神の熱い思いであり、必ず実現する神の約束
でした。わたしたちにとって生きる事は、多くの人々との関わりであり、励まし支えられることも
あれば、傷つき傷つけることも日常です。けれども神は、わたしたちの基準によってではなく、
神ご自身の平和と正義によって、わたしたちを支配し導いてくださるのです。わたしたちの思い
と、主なる神の思いの間には大きな隔たりがあります。もしわたしたちが、主なる神の熱い思い
を受け止め自分を委ねていくならば、神がどんなに大きな愛を持ってわたしたちに近付き、平
安を与えてくださるかを経験することが出来るのです。なぜなら、人にはそれが出来なくても、
神にはできるからです。

主の熱心　（イザヤ書　9章6～7節）

　2018年11月25日礼拝にて