『兄弟たちよ。あなたがたが召されたのは、実に、自由を得るためである。ただ、
　　その自由を、肉の働く機会としないで、愛をもって互に仕えなさい。律法の全体は、
　　「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」というこの一句に尽きるからである。
　　気をつけるがよい。もし互にかみ合い、食い合っているなら、あなたがたは互に
　　滅ぼされてしまうだろう。』
　　　　　　　　　　（ガラテヤ人への手紙　5章13～15節）


　わたしたちがイエス・キリストを信じて救われてから、その信仰を持ち続けることは簡単なことでは
ありません。イエス・キリストの十字架による救いを理解して受け入れても、その後どのような生き方
をしていくかについては一人一人与えられた人生において異なるからです。神の子とされた喜びを
土台としていても、人の思いに支配されてしまうと、良い行いや自分の頑張りでがんじがらめになって
しまいます。

　パウロは救われたはずの人々が、気がつくとまた律法の支配に逆戻りしてしまっていることを不思
議に思い、あなた方が救われたのは、律法の行いによるのではなく、イエス・キリストの十字架の恵
みによったはずであることを強く指摘しています。 わたしたちはイエス・キリストによって自由を得る
ために選ばれ、その自由を用いて互いに愛し合うことが求められているのです。あなたは今、イエス・
キリストによる自由を得ているでしょうか。そして、その自由は何ものによっても奪われてはいけない
のです。

自由を得るために　（ガラテヤ人への手紙　5章13～15節）

　2018年11月18日礼拝にて