『あなたがたの会った試練で、世の常でないものはない。神は真実である。
　　あなたがたを耐えられないような試練に会わせることはないばかりか、
　　試練と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　10章13節）


神の備えて下さる道は2つの道です。

１、試練の道―
　13節のみことばを読むと、「試練と同時に・・備えてくださる」と書いてあります。つまり試練の道は
神様から与えられるということです。その試練は、「世の常でないものはない」他の訳では、「人間と
して耐えられないものはない」と書いてあります。私たちの受ける試練はすでに誰かが経験した試
練です。その試練に負けてしまうと、出エジプトの時、荒野で罪を犯したイスラエルの民が滅ぼされた
ようになりますよとパウロはコリントの教会に警告しています。神が試練を与える目的は、警告と訓
戒(戒め)のためです。それは信仰に立っているものが、倒れることのないようにというパウロの警告
と戒める思いからでた言葉です。

２、のがれる道―
　神は試練と同時に、のがれる道を備えて下さっています。その目的は私たちが試練に耐えられる
ようにです。この日本では、唯一真の神を信じるということ自体が、大きな試練です。その試練に耐
えることができるように、のがれる道を神は備えて下さいます。のがれる道はイエス様ご自身でもあ
ります。「わたし私が道であり、真理であり、命です」とイエス様は言われました。だから私たちがどん
なに道を踏み外したように思えても、イエス様を見失わなければ大丈夫です。イエス様は真理の道
そのものです。思い通りにいかなくても、それが神様の備えられた道かもしれません。大切なのは、
逃れる道を備えて下さる真実な神に信頼することです。 結論―　　神の備えて下さる道は、試練の
道とのがれる道です。思い通りになっても、ならなくても道であり、真理であり、命であるイエス様から
目を離さずに歩みたいです。試練の中でも、のがれる道を備えて下さる真実の神に信頼したいです。

神の備えてくださる道　（コリント人への第一の手紙　10章6～13節）

　2018年9月9日礼拝にて