『さて、信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。
　　昔の人たちは、この信仰のゆえに賞賛された。信仰によって、わたしたちは、この世界が
　　神の言葉で造られたのであり、したがって、見えるものは現れているものから出てきたの
　　でないことを、悟るのである。．．．信仰がなくては、神に喜ばれることはできない。なぜなら、
　　神に来る者は、神のいますことと、ご自分を求める者に報いて下さることとを、
　　必ず信じるはずだからである。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　（ヘブル人への手紙　11章1～6節）


　生きているといろいろな経験をします。人生においてみんなが経験することは受け入れることができ
ても、一部の人しか経験しないこと、しかもそれが辛く苦しいことだと、一気に落ち込み絶望してしまい
ます。神はわたしたちに命を与えて下さったばかりか、限りある人生を生きるわたしたちにいろいろな
選択の機会を与えてくださっています。聖書はわたしたちが、どのような良い生き方を選ぶかではなく、
何を土台として生きるかが大切かを教えているのです。わたしたちは聖書を通して神を信じて生きる
ことの大切さを学びますが、同時に神を信じるとはどういうことなのかを問われるのです。ある人は聖
書の言葉を拠り所とし、またある人は聖書を教える人の言葉に聞き従うことが信仰であると考えるで
しょう。神はわたしたちに、この世の知恵や常識を超える神の具体的な導きを与えて下さっています。
すなわち、わたしたちが神の存在を認め、イエス・キリストの十字架によって顕された神の愛とその救
いを信じて受け入れるならば、神の平安が与えられ生き方が変わってくるのです。 『信仰とは望んで
いる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。』とあるように、見えない神のみ手
によりすべての事が導かれていることを認めることによって、その時々に起こることが偶然ではなく
神の愛の計画によることを知り、重荷を下ろして感謝することができるのです。

信仰がなくては神に喜ばれることはできない　（ヘブル人への手紙　11章1～6節）

　2018年8月5日礼拝にて