『・・・・ヨセフもダビデの家系であり、またその血統であったので、ガリラヤの町ナザレを
出て、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。それは、すでに身重に
なっていたいいなづけの妻マリヤと共に、登録をするためであった。ところが、彼らが
ベツレヘムに滞在している間に、マリヤは月が満ちて、初子を産み、布にくるんで、
飼葉おけの中に寝かせた。客間には彼らのいる余地がなかったからである。・・・・』
（マタイによる福音書 2章1～7節）
救い主イエス･キリストの誕生に当たって、神は約束の予言や御使いを通して、いろいろな人物に
メッセージを送り、救い主の誕生のために神が供えておられた人々を取り扱かわれました。すなわ
ち、眠っていた人々の心を揺り動かし、神を信じる心を強くされたのです。皇帝アウグストが人口調
査を命じた時、神は救い主の誕生が預言者たちによって語られていた言葉通りになるように導かれ
ました。今にも子供が生まれそうなマリヤを連れ、ヨセフはどんなに戸惑い、不安を感じたことでしょう。
飼い葉おけの中に赤ん坊を寝かせ、その時その時に精一杯考え、祈りながら行動することしか出来
なかったのです。しかし神はそのような彼らを選び、用いられたのです。それでは、わたしたちは神の
約束を握り、神を信頼しているでしょうか。どんな夢や計画を持っていたとしても、わたしたちが神の
計画と導きを無視していたとしたら、いろいろな出来事につまずき、絶望してしまうことになるのです。
神はあなたに、何を見せようとしておられるのでしょうか。また神は何をさせようとしておられるでしょう
か。神はあなたの人生に、使命を与え、恵みの計画を用意してくださっています。それはあなたにとっ
て、一見不公平で、重荷にしか見えないものに感じるかもしれません。けれども神の約束を思い出し、
信仰を働かせていく時、すべてのことの中に神の愛のみ手が用意されていることを経験することが出
来るのです。わたしたちの心に救い主なる神をお迎えしようではありませんか。