主は、わたしたちのためにいのちを捨てて下さった。それによって、
  わたしたちは愛ということを知った。それゆえに、わたしたちもまた、
  兄弟のためにいのちを捨てるべきである。
              (ヨハネの第一の手紙 3章16


 新しい年を迎えてどのようにお過ごしでしょうか。世界は政治・経済を含め、あらゆる分野において
大きく変化し続けています。けれども、どんなに変化しているように見えても、昔も今も決して変わる
ことのないものもあるのです。わたしたちを創られた神は、わたしたちが神を忘れ、知らず知らずの
間に目に見えるこの世のもので すべてを解決していこうとするようになると、不安や恐れを与えて警
告してくださいます。便利なものに囲まれて自分の思い通りに生きるのと、わたしたちが生き生きと
充実して生きるのとは別なのです。神はわたしたちを愛してくださっていますが、その愛をイエス・キリ
ストの十字架によって具体的に示してくださっていまする。時にわたしたちは生きることを辛く感じ、楽
になるために早くこの世を去ることを神に求めます。しかしわたしたちは、イエス・キリストの負ってくだ
さった十字架の苦しみによって生かされ、永遠の命の希望が約束されているのです。まだ罪の重荷を
背負い、不安と絶望との戦いにさらされ、目に見えるものによって慰めや助けを受けている人々に対し
て、わたしたちには使命があるのです。たとい、見えるところがどんなに弱く、苦しそうに見えても、使命
に生かしてくださっている神を喜び、神によって与えられている希望を告げ知らせる者になろうではあり
ませんか。

私たちのために命を捨ててくださった主 (ヨハネの第一の手紙 3章16節)

 2018年1月7日礼拝にて
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