『主をほめたたえよ。その聖所で神をほめたたえよ。その力のあらわれる大空で主をほめたたえよ。
　　・・・ 息のあるすべてのものに主をほめたたえさせよ。主をほめたたえよ。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（詩篇　150篇）


　わたしたちは神に愛されていることを知っています。そしてこの、イエス・キリストの十字架によってあらわされた
神の愛は、わたしたちの生き方に大きな影響を与えます。わたしたちはイエス・キリストを通して父なる神を知り、
それによってはじめて自分の本当の姿を知ることができます。自分自身を受け入れることは時につらく痛みを伴い
ますが、この痛みこそわたしたちが通らなければならない経験なのです。この痛みは、わたしたちをイエス・キリスト
に向かわせます。そしてイエス・キリストは人となってわたしたちに近づいて下さり、罪の赦しと、永遠の約束による
魂の安心、すなわち平安で心を満たして下さるのです。わたしたちの信仰は人間的な完璧を求めたり、妥協して
見せかけの一致を求めるものでもありません。むしろ愛してくださっている神を見上げ、いつも共にいてくださる主
なるキリストに目をむけ従うことこそ、信仰の本質なのです。どんなに有能な人がいたとしても、大切なのはその人
を生かしてくださっている神であり、むしろ神を畏れ、信頼する人こそ求められているのです。だからこそわたしたち
は主なる神をほめたたえ、心から主を讃美するのです。わたしたちが、信仰者らしい生き方を求めるのではなく、
神の愛を受け止め、主と共に生きるようになることによって、この世の歩みにはいろいろな困難が伴いますが、わ
たしたちが人ではなく神を見上げることによって、どんな状況の中にあっても自由と喜びを持って歩むことができる
のです。心から主をほめたたえさせていただきましょう。

主をほめたたえよ！　（コリント人への第二の手紙　5章16～21節）

　2016年8月21日礼拝にて