『愛はいつまでも絶えることがない。…このように、いつまでも存続するものは、
　　信仰と希望と愛と、この三つである。このうちで最も大いなるものは、愛である。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　13章8～19節）


　聖書は私達に、この世界には、いつの日かなくなってしまうものと、いつまでもなくならないものがある、
と語ります。いつまでもなくならないもの、それは救い主イエス・キリストによって神様が私達に与えて下
さった「信仰」と「希望」と「愛」です。そして、その中でもっとも素晴らしいものは「愛」です。愛は、私達が
いかなる状況、場面の中にあっても絶えることがありません。私達のいだく恐れも、弱さも、罪さえも、神
様の真実な愛の前には無力です。私達が苦しみを覚えるその時、その場面にも、神様の愛は絶えず流
れ続けています。これは驚くべきことです。

どんなにお金や地位や名誉を得ても、それらのものは、いつかはすたれ、消えていきます。しかし、あな
たに注がれる神様の愛は決して絶えません。神様の愛はどんな状況の中にある私達のこともあきらめ
ません。ありのままの私達を受け入れ、どんな失敗や罪もゆるし、命の道を示してくれます。ですから、
私達には希望があります。たとえ人生の暗い谷間を歩いても、心に光を抱いて歩めます。神様からの真
実な愛は決して絶えませんから。また私達は、自分の人生のすべてを知った上ですべて受けとめ、背負
って下さる愛があるゆえに、この愛を注いで下さる神様に近づき、何でも神様にお話し、背負っている重
荷を下ろさせていただきつつ人生を歩むことができます。このように神様のもとに人生の重荷をおろし、
自由になることを信仰といいます。今、ここにいるあなたに、この愛が注がれています。決してなくならな
いものを下さる神様のもとに行き、平安をいただきましょう。

いつまでも存続するもの　（コリント人への第一の手紙　13章8～19節）

　2016年4月10日礼拝にて