『・・・わたしはまた主の言われる声を聞いた、「わたしはだれをつかわそうか。
　　だれがわれわれのために行くだろうか」。その時わたしは言った、
　　「ここにわたしがおります。わたしをおつかわしください」。・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（イザヤ書　6章8節）


　みなさんは新しい年をどのような思いで迎えられたでしょう。この年もいろいろな人の思いに翻弄

されながらも、変わることのない神の愛に包まれて歩むことができることの幸いを覚えています。

何かをしなければという思いがあっても、日ごとの雑事はわたしたちの決断を鈍らせ、行動を制限

していきます。けれども神は、どの時代にあっても変わることなく、神の言葉に耳を傾け、神を信じ

神を喜ぶ人を喜び受け入れてくださることに変わりはありません。イザヤは神の前の自分の罪深さ

を自覚しましたが、むしろそれを赦し清くしてくださる神の恵みを体験し、主なる神の招きの言葉に

『ここにわたしがおります。わたしをおつかわしください。」と応答しました。わたしたちの力は弱く、

知恵は微々たる物でしかありません。けれども神は、神を信頼するこの小さく弱い者をあえて選び、

大きな主のわざに預かるものとしてくださるのです。主は今も変わることなく「わたしはだれをつかわ

そうか。』と、わたしたちを待ってくださっています。この年も主の手に陥ることを喜びとし、主なる神の

みわざを大いに期待し、待ち望むものとなろうではありませんか。

わたしがここにおります　（イザヤ書　6章8節）

　2017年1月8日礼拝にて