『わたしは乏しいから、こう言うのではない。わたしは、どんな境遇にあっても、足ることを
学んだ。わたしは貧に処する道を知っており、富におる道も知っている。わたしは、飽く
ことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に処する秘けつを
心得ている。わたしを強くして下さるかたによって、何事でもすることができる。・・・わたしの
神は、ご自身の栄光の富の中から、あなたがたのいっさいの必要を、キリスト・イエスに
あって満たして下さるであろう。』
（ピリピ人への手紙 4章11～13・19節）
今日は礼拝に引き続いて教会総会があります。主がわたしたちにしてくださった
めぐみを感謝しつつ、
新しい年度も、主が豊かな祝福を持って導いてくださることを信じて従いましょう。わたしたちは、いろん
な場面に遭遇しますが、大切なのはその見える状況ではなく、自分自身の立ち位置、すなわち見えない
土台です。自分を見、人を見てどのような良い考えが浮かんだとしても、心から神を信頼して従っていな
ければ、見た目は正しく筋が通っているように見えても、心の奥にある不安や不満によって、わたしたち
の平安は失われてしまいます。パウロは、どんな境遇にあっても、自分を強くしてくださる神によって何事
でもすることができると信じ、神がわたしたちの必要をすべて、キリスト・イエスにあって豊かに満たしてく
ださることを疑いませんでした。わたしたちはこの時代に立てられた神のしもべとして、どのような状況に
あっても神を信頼し、神の平安のうちを歩むことが出来るのです。
この世の安心に惑わされて、神の豊かさを忘れることのないように、わたしたちと共におられる主こそ、
決して奪われることのない神の平安の根拠であることを、日々 体験するものとさせていただこうではあり
ませんか。
