恐れを取り去る大きな喜び （ルカによる福音書 2章8～20節）
『さて、この地方で羊飼たちが夜、野宿をしながら羊の群れの番をしていた。
すると主の御使が現れ・・・言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを
あなたがたに伝える。きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生まれになった。
このかたこそ主なるキリストである。」』
（ルカによる福音書 2章8～20節）
この世界をお造りになった全能の神様は、本気であなたと世界の将来を祝福しようと決めておられる
お方です。この全能の神様の本気度は世界ではじめのクリスマスの記事を通して知ることができます。
神様は、イエス・キリストの到来を、この世の片隅にいる、この世の中から忘れられたような目立たない
人々に、いの一番にお知らせになったからです。このキリストの到来は、人間が恐れなくてもよい２つの
理由を示しています。
Ⅰ．赤ん坊として来られたキリスト
キリストはいかめしい将軍や皇帝の姿で来られたのではなく、誰もが近づける赤ん坊の姿でこの世に
来られ、人を怖がらせずに近づいて下さいました。神様が私たちに期待しているのは、私たちが赤ん坊
を前にする時のように、飾らず、見せかけず、恐れないで、ありのままの素の姿で神様の前にでること
です。
Ⅱ．罪を裁くためではなく、赦すために来られたキリスト
私たちは用心し、気を付けて生きていたとしても、時には失敗や罪を犯してしまう限界のある存在です。
どんなに健康に気を付けていても病気になってしまうこともあります。そのような弱い存在である人間を裁
くためにではなく、罪を赦し、平安と喜び、永遠の命を与えるためにキリストは来られました。自分自身で
どうにもならない闇を光に変えるためにイエス・キリストは来られたのです。このお方を心から受け入れま
しょう。大きな喜びがあふれます。
2014年12月14日礼拝にて
