神への祈り　（ルカによる福音書　11章5〜10節）

　『・・・・・しかし、よく聞きなさい、友人だからというのでは起きて与えないが、
　　しきりに願うので、起き上がって必要なものを出してくれるであろう。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　11章5〜8節）


　信仰生活は神を知ることと、その神を信頼し寄り頼む事が土台となります。すなわち神の約束の言葉を

聞き、その約束を信じて行動することです。聖書に「信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていな

い事実を確認することである。」とありますが、どんなに聖書の言葉を知っていたとしても、それを信じて受

け止めることが出来なければ、それは知識であって信仰ではありません。しかしわたしたちは、祈る事に

よって、信仰の一歩を踏み出すことができます。なぜならば神はわたしたちの祈りを通して思いを与え、

それを実現して下さるからです。自分の思いを実現させるためにではなく、神の御心が実現することが一

番確実な恵みであることを知るようになると、神が確かに働いておられる事を経験できると同時に、神が

すべてのことに責任とを持って導いてくださっている事を信じる信仰によって、平安と喜びに満たされるよ

うになります。わたしたちが強い思いを持って祈るとき主はわたしたちの思いを知っておられないはずは

ありません。むしろその必要をわたしたち以上にご存知の神を信じる信仰の祈りをさせていただきましょ

う。

　2014年7月20日礼拝にて