弟子たちは主を見て喜んだ　（ヨハネによる福音書　20章19〜23節）

　『その日、すなわち、一週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人をおそれて、自分たちの
　　おる所の戸をみなしめていると、イエスがはいってきて、彼らの中に立ち、「安かれ」と言われた。
　　そう言って、手とわきとを、彼らにお見せになった。弟子たちは主を見て喜んだ。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネによる福音書　20章19〜23節）

　今日は、イエス・キリストが死んで葬られた後、よみがえられた事を記念して行われるイースター礼拝です。

わたしたちは、イエス･キリストの十字架の死によって、神の愛を知ることができますが、その復活によって、

永遠の命の希望を持つ事ができます。すなわち、イエス・キリストの十字架を通してわたしたち自身の罪の

大きさを知ると同時に、罪の赦しから来る自由と喜びを味わう事ができます。イエス･キリストと行動を共に

してきた弟子たちにとって、力ある言葉によって人々を導き、いろいろな奇跡によって神と共におられる事を

示しておられたイエス・キリストが、十字架にかけられ、死んで葬られるのを見ることは、混乱であり、絶望で

あったと思います。しかし事実、十字架にかかって死なれたイエス・キリストが、不安と恐れの中にあった弟

子たちの中に現れてくださったのです。わたしたちも置かれているその所で、時に不安と恐れの中に絶望す

ることがあります。しかし、わたしたちの主は生きておられ、どんな時にもわたしたちの内に平安を満たし喜

びに溢れさせることが出来るのです。

　2014年4月20日礼拝にて