福音の価値　（マタイによる福音書　13章44〜46節）

　2013年6月30日礼拝にて

　『わたしの主キリスト・イエスを知る知識の絶大な価値のゆえに、いっさいのものを損と思っている。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ピリピ人への手紙　3章8節）


　イエス様は譬えを用いて、神が完全に支配される天国の価値について弟子たちに教えられました。
持ち物全部売り払い、宝が隠されている畑を買った人と、持ち物全部売り払い、たった一つの真珠を
手に入れた人の譬えです。イエス様はこの譬えを通して、天国はどんなに犠牲を払ってでも手に入れ
るべき価値あるものだと教えられました。

　私たちは罪の支配から、神の支配に移され、神と永遠に過ごす約束を頂きました。イエス様は、この
福音の絶大な価値に気付くよう、そしてこの福音の価値を保ち続けることを願っておられます。価値が
わかる人は、神を第一として歩むでしょう。価値を知っているかいないかは、その生き方に現れるので
す。

　この福音の価値は、パウロの生き方をも変えました。エリート街道を歩んでいた彼は、キリストの
すばらしさゆえに、いっさいのものは損と思うようになった、と告白しています。この福音を握り、信仰
生涯を全うさせていただきましょう。パウロの告白を私たちの告白とならせていただきましょう。