すべてに時がある　（伝道の書　3章10〜15節）

　2012年9月16日礼拝にて

　『神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。
　　それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見きわめることはできない。』
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　神はわたしたちを、罪を犯さない完全な人となることを求めて造られたのではなく、失敗を通して成長し、

恵みを引き継ぎながらその時代を力いっぱい生きるように造ってくださいました。すなわち、わたしたち一

人ひとりに欠け（弱さ）を与え、キリストにあって互いに支えあいながら生きるようにしてくださったのです。

わたしたちの人生は、人に活かされると同時に人を活かす事によって喜びと満足が与えられます。だから

こそ神は、わたしたちにいろいろな「時」を用意してくださり、いろいろな関係や出来事を持ってわたしたち

を時に応じて輝かせてくださっているのです。わたしたちが主の手にあることを覚えながら、神の大きな御

業の中に身を委ねていくとき、わたしたちは神の永遠の御手の中に生かされている事を感じることが出来

ます。それは、わたしたちが神に愛され、永遠の御手に握られている事の証しです。わたしたちが神を忘れ

ている時、経験するいろいろな出来事を理解する事ができず、時には絶望してしまいます。しかし愛の神の

御手を信じる事ができたとき、わたしたちは神によって、いかなる困難の中でも主を待ち望む事ができるの

です。