神を写し出す最高の存在　（創世記　1章　1〜28節）

　2012年7月29日礼拝にて

　『ノアはすべて神が命じられたようにした。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（創世記　6章　22節）


｢自分らしく生きる｣｢自分探しの旅｣｢セルフイメージ｣といった言葉を耳にする。私たちはどれだけ本当の自分を
知っているだろうか？聖書は私たちを｢神のかたち（像、イメージ)｣だと言う。

�@｢見えない神｣を映し出す存在（創世記1:26,27）　見えない神は一つにして複数の存在。私たちには完全に理解
　できないほど大きな存在であり力のあるお方。しかし、それを地上に見えるかたちとして表現するなら、私たちと
　なるというのだ。神＝私（私たち、男と女）ではないが、私たちの様々な姿、役割、関係を通して最高の存在を映
　し出す地上最高の存在なのだ。

�A命あふれ充ち満ちていく存在（創世記1:28）　神ご自身、命にあふれ、命をどこまでも満たしていきたいお方。だ
　から私たち自身も本来は命にあふれ、命を充満させていく存在だ。しかし現実は違う。環境を破壊し生き物を絶
　滅に追いやり、互いに傷つけ殺し合っている。本来の姿を取り戻すにはどうすればいいのか？他を従わせ治め
　る前に、神に従い治められることが必要だ。

�B神のことばに従う存在（創世記6:22）　ノアは見えない神のことばを聴いてその通り行った。｢全き人｣とは完璧
　な人というよりも神のことばに従う人。それは決して難しくない。私たちは生まれてから神ならぬものの言葉に
　簡単に聴き従い自分を形作ってきた。今から神のことばに聴き直そう。神のことば、ことばの中のことば、イエス
　･キリスト（ヨハネ1:1-5）を信じて洗礼を受ける。神のかたちを傷め、不自由にし、見失わせていた罪は除かれ、
　永遠のいのちが再充満され、新たに神の子という土台に据えられる。そして神のことば、聖書に親しもう。そこ
　から神のかたちの回復と成長が始まる。