主の前にへりくだる者の救い (サムエル記下 22章 25〜28節)
2012年7月15日礼拝にて
『忠実な者には、あなたは忠実な者となり、欠けた所のない人には、あなたは欠けた所のない者と
なり、清い者には、あなたは清い者となり、まがった者には、かたいぢな者となられる。あなたは
へりくだる民を救われる、しかしあなたの目は高ぶる者を見てこれをひくくせられる。』
(サムエル記下 22章 25〜28節)
わたしたちは今、どのような思いをもって毎日を過ごしているだろうか。平和な心で喜びと感謝に溢
れているならば幸いであるが、現実には、いろいろな雑事や人間関係によって、気が付けばイライラ
とした思いに支配されてしまう事も多いのではないだろうか。神は聖書を通して、わたしたちが幸せで
あるには、神を信頼することが大切であると教えている。それはわたしたちが、目に見えるこの世に
流されるのではなく、変わることのない神によって揺るぐことのない土台をすえることでもある。わたし
たちが神を知り、そして信頼して生きるようになると、わたしたちは神にあっていろいろな物事を判断
することが出来るようになる。今日のテキストを通して、主はわたしたちの義、すなわち神を信頼する
信仰に従ってわたしたちに報いてくださることが語られている。すなわち、忠実な者には忠実な者、欠
けた所のない人には欠けた所のない者、清いものには主は清いものとなってくださるのである。すな
わち主なる神は、自分の弱さを認め、神を信頼して自らへりくだるものを救ってくださるのである。しか
し、逆に自分の知恵や考えに固執して、神のわたしたちに対する愛のまなざしを拒絶する者は、結果
として主はその高ぶりを見て低くされるのである。暑さも厳しくなってくると、しんどさは増しますが、共
にいてくださる主によって今週も慰めと平安を得ようではないか。