お互いに愛を熱く保ちなさい (ペテロの第一の手紙 4章 7〜11節)

 2011年8月7日礼拝にて
 万物の終りが近づいている。だから、心を確かにし、身を慎んで、努めて祈りなさい。
   何よりもまず、互の愛を熱く保ちなさい。愛は多くの罪をおおうものである。

                                      (ペテロの第一の手紙 4章 7〜8節


 八月は広島や長崎の原爆の記念日や、終戦記念日などがあります。特に今年は東日本大震災と原発の

事故を通して、今まで以上に平和について問いかけられています。神はわたしたちに、イエス・キリストの

十字架による救いを与えられましたが、信仰に固く立つことによって現実の生活では迫害を受けたり、住み

慣れた地を去らなければならなくなった人々がいました。しかし、彼らはその試練を耐え忍び、死人の中か

らよみがえらせることの出来る神に望みを置いて生きたのです。確かにわたしたちの人生の歩みは、思い

がけない出来事の連続です。しかしわたしたちの主は、その中にあって共に歩んでくださり、わたしたちを

守り用いてくださいます。思えばわたしたちの主イエス・キリストも迫害と苦しみを味わってくださり、わたし

たちを生きるようにして下さったのです。だからこそわたしたちも、自由勝手気ままに生きるのではなく、主

が受けられた苦しみを覚え、自らも覚悟を持って生きるべきなのです。この世のものはすべて過ぎ行き、や

がて失われていきます。けれども、わたしたちは変わる事のない神の愛を土台とし、しっかりと祈り、決して

失われることのないキリストの救いを目当てに、互いの愛を熱く保ち、愛し仕え合おうではありませんか。


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