共にいてくださる神 (コリント人への第二手紙 13章 11節)

 2011年7月31日礼拝にて
 最後に、兄弟たちよ。いつも喜びなさい。全き者となりなさい。
  互に励まし合いなさい。思いを一つにしなさい。平和に過ごしなさい。
  そうすれば、愛と平和の神があなたがたと共にいて下さるであろう。

                             (コリント人への第二の手紙 13章 11節


 パウロは、イエス・キリストに出会って新しくされ、恐れや不安によってではなく、自由と喜びに

よって行動するようになりました。もちろん、滅び行く人々に対する心配や与えられた使命に対

するおそれがありましたが、それに勝る救いの恵みと、共にいてくださる主によって与えられる確

信は変わることはありませんでした。コリントの人々に書き送った手紙には、新しくされたパウロ

の経験した主の恵みが溢れています。それはパウロが特別だったからではなく、パウロが神に

対して熱心であり、それゆえに徹底的に砕かれたことが大きな理由の一つとなっています。最

後に記している祝福のことばも、おそらくキリストと出会う以前には経験することがなかったであ

ろう、愛と平和の神が共にいてくださることによって与えられる平安と喜び、すべてのものに勝る

恵みを証ししています。もちろん、なすべき勧めも記してありますが、これも、「主にあって」であり、

難しいと思える目標があるからこそ、その実現のために共に主がいてくださらなければならない

ことに気付かされるのです。すなわち、いろいろな問題や困難・弱さは、わたしたちがキリストに

向かうための大切なステップなのです。


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