全力を注いで主のわざに励む　（コリント人への第一の手紙　15章　56〜58節）

　2011年5月22日礼拝にて

　『だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに
　　励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、あなたがたは
　　知っているからである』
　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　15章　58節）


　わたしたちの信仰は、イエス・キリストの十字架の恵みを土台としています。そしてこの十字架の

恵みとは、キリストの復活の事実です。キリストが十字架の死に勝利されたことにより、十字架が

のろいではなく神の救いのしるしとなりました。この、キリストの十字架による永遠の命の約束に

よって、わたしたちはどんな状況の中にあっても、動かされずに立つことができるようになったので

す。あなたは、毎日の生活に確信があるでしょうか、もちろんすべてが順調で、何の問題もないわ

けではないでしょう。しかし、キリストの十字架と復活の事実を自分自身の生き方の土台とした時

に、神が最善を行ってくださることを信じることができ、神の平安を得ることが出来ます。そしてこの

神の前に与えられる平安こそが、わたしたちの歩みの勝利の秘訣です。パウロは、「堅く立って動

かされず、いつも全力を注いで主のわざに励め」、と勧めていますが、これは主の前の平安を得て

受け止められるチャレンジです。わたしたちもキリストにあって、与えられている時を生かして励も

うではありませんか。