収穫の主　（マタイによる福音書　9章　35〜38節）

　2010年11月07日礼拝にて

　『イエスは、すべての町々村々を巡り歩いて、諸会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、
　　あらゆる病気、あらゆるわずらいをおいやしになった。また群衆が飼う者のない羊のように
　　弱り果てて、倒れているのをごらんになって、彼らを深くあわれまれた。そして弟子たちに
　　言われた、「収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために
　　働き人を送り出すようにしてもらいなさい。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　9章　35〜38節）


　　イエス・キリストは弟子たちと各地を歩まれた時、人々の姿を見て深くあわれまれました。それは

彼らが従うべき指針を失って迷っていただけでなく、自分のおかれた状況に絶望していたからです。

たといわたしたちが弱く、疲れきっていたとしても、主なる神がどんな時にも わたしたちと共にいてく

ださることを 信じていたならば、わたしたちは望みを持つことが出来ます。何故ならば愛なる神は、

疑い深いわたしたちが信じることができるように、人となって十字架に死んでくださったからです。そ

れは、わたしたちが罪をゆるされて生きるものとなるためであり、与えられた人生を望みをもって生

きるためでもあります。今は便利で、豊かそうに見える時代です。けれども、便利だから、豊かだか

ら幸せなのではなく、わたしたちのすべてを知っておられる神が、わたしたちの罪や弱さも含めて受

け入れてくださるからこそ、平安を持って生きることが出来るのです。この素晴らしい恵みを伝える

ために神は働き人を備え、つかわして下さいます。だからこそ人々の魂の必要のために、主の働き

人が与えられるように信じて祈り求めようではありませんか。