互いに愛し合いなさい （ヨハネによる福音書 15章 12〜17節）
2009年05月03日礼拝にて
「わたしのいましめは、これである。わたしがあなたがたを愛したように、
あなたがたも互いに愛し合いなさい。人がその友のために自分の命を
捨てること、これよりも大きな愛はない。」 （ヨハネによる福音書 15章 12〜13節）
聖書を持っていても、分厚くて全てを読むことは簡単ではありません。また、全てを読むこと
が出来たとしても、理解できるかはまた別のことです。わたしたちにとって大切なことは、聖書
を理解することではなく、聖書を通して語られている神の御心を知り、神に従うことです。イエス・
キリストは十字架にかかられる前、自分の時が近付いたことを知り、弟子たちに『わたしがあな
た方を愛したように、あなた方も互いに愛し合いなさい』とメッセージを残されました。弟子たち
はそれぞれ自分なりにこの言葉を受け止めますが、やがて、主がよみがえってから天に帰ら
れた後、みんなで集まって祈っている中、その言葉の深い意味と、主の愛を味わい知ることに
なります。イエス・キリストはわたしたちに、特別な律法や命令を与えられたのではなく、キリス
トにある自由と喜びを備えてくださったのです。あなたにとって、キリストを信じるとはどういうこ
とでしょうか。キリストの十字架によって与えられたのは、義務でも重荷でもなく、互いに愛し
合う（赦しあう）ことによる自由と喜びであることを確認し、心から感謝しようではありませんか。
