『「石を取りのけなさい。」死んだラザロの姉妹マルタが言った。
　　　「主よ、もう臭くなっております。四日もたっていますから。」
　　　イエスは彼女に言われた。「もし信じるなら神の栄光を見るであろうと、あなたに言ったではないか。」』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネによる福音書　11章　39〜40節）


　　イエス・キリストは、わたしたちが罪を赦されて生きるために、十字架の生涯を歩んでくださいました。

そして、どんな時にも神を見上げて信頼し、人の常識と計画をはるかに越えて働かれる神の御手を信じる

ことを教えてくださいました。ラザロが病に倒れたとき、イエス・キリストはすぐには動かれず、結果として

ラザロは死んでしまいます。マルタやマリヤは悲しみにくれていましたが、それでも、もし主がその場にお

られたら、ラザロが死ぬことはなかったと主への信頼を口にします。しかし、神はラザロの死という事実を、

悲しみで終わらせなさいませんでした。神は人を癒されるだけでなく、死んだものを生き返らせることも出

来ると言う事を見せてくださったのです。このとき神は、ラザロを死から守られたのではなく、たとい死んで

も、命を与えてもう一度生かすことができることを、ラザロの死とよみがえりを通してはっきりと示されたの

です。あなたは、事はすでに終わったと思っていませんか。次はないとあきらめていませんか。たといわた

したちが、死んで臭くなった状態であったとしても、神は立ち上がらせることができるのです。そして十字

架に死んでよみがえってくださったイエス・キリストは、今もわたしたちのためにとりなし続けてくださっ

ています。神に大いに期待しようではありませんか。

信じるなら神の栄光を見る　（ヨハネによる福音書　11章17〜27節）

　2010年01月31日礼拝にて