すべての恵みを心にとめよ (詩篇 103篇 1〜5節)

 2008年12月28日礼拝にて
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 『わがたましいよ、主をほめよ。わがうちなるすべてのものよ、その聖なるみ名をほめよ。
  わがたましいよ、主をほめよ、そのすべてのめぐみを心にとめよ。 (詩篇 103篇 1〜2節)


  今年最後の主日礼拝をむかえるにあたって、神の恵みを覚えて心より感謝いたします。この

恵みとはわたしたち一人ひとりにとってのよい事ではなく、愛なる神が共にいてくださったと信

じる信仰です。わたしたちの人生にはいろいろな事が起こりますが、それは突き詰めるならば

永遠の住まいに向かう備えであり、神の前に立つための道のりです。その時、自分の行くべき

ところをしっかりと見ることが出来れば揺らぐことはありませんし、困難があっても共に歩んでく

ださる神によって立ち上がることが出来ます。この年、病に倒れた方も、職を失った方も、人に

対してつまずいた方も、たとい人にどのように思われ、一人で立ち上がることが出来なかったと

しても、神の愛は変わることはありません。しかも、イエス・キリストの十字架によって与えられ

る罪の赦しは確実です。わたしたちは、何を恐れることがあるでしょう。神はわたしたちと共に

いてくださり、支え導いてくださっているのです。この年、ここまで生かされたことを感謝します。

そして主をほめたたえます。自分が一人でないことを知った時、自分の歩みの中にいろいろな

喜びや、祝福を見出すことが出来ます。神の前に立つ時必要なのは、良い行いや富ではなく、

どんな時にも神を信頼し、従った信仰です。この神を感謝し心からほめたたえましょう。