試練を喜びなさい （ペテロ第一の手紙 4章 12〜19節）
2008年11月02日礼拝にて
『愛する者たちよ。あなたがたを試みるために降りかかって来る火のような試練を、何か
思いがけないことが起こったかのように驚きあやしむことなく、むしろ、キリストの苦しみ
にあずかればあずかるほど、喜ぶがよい。
それは、キリストの栄光が現れる際に、よろこびにあふれるためである。』
（ペテロ第一の手紙 4章 12〜13節）
わたしたちがイエス･キリストを信じ、罪を赦されたものとして生きるようになると、それまでは
感じなかったいろいろな戦いを感じるようになります。それは、神を認め、神に従って生きるよ
うになったことにより、自分の思いのままにこの生きている人々との間に摩擦が起こるからで
す。しかし、恐れる必要はありません。なぜならばそれは特別なことではなく、当然のことであ
り、むしろ、わたしたちが神を信頼して生きることにより、現実にはいろいろな試みや戦いを感
じることはあっても、その心は神によって揺るぐことのない平安を得ることが出来るからです。
その平安は、イエス･キリストの十字架によって与えられます。それは罪の赦しと、永遠の命
の望みによって与えられる、何によっても奪われることのない神の救いなのです。人々は目
に見えない神を否定し、十字架にかられたイエス･キリストを笑うかもしれません。さらにわた
したちがこの世の報いを求めずに、天国の望みに生きている姿を馬鹿にするかもしれません。
しかし、わたしたちは人の言葉にではなく、神の約束と、今も私たちのうちにあって共に働か
れる聖霊の助けにより、試練を喜ぶことが出来るのです。
