信仰の結果なる魂の救い(ペテロの第一の手紙 1章 3〜12節)
2007年06月24日礼拝にて
『あなたがたはイエス・キリストを見たことはないが、彼を愛している。現在、
見てはいないけれども、信じて、言葉につくせない、輝きにみちた喜びにあふれている。
それは、信仰の結果なるたましいの救いを得ているからである。』
(ペテロの第一の手紙 1章8〜9節)
イエス・キリストと出会うまでペテロは漁師であった。そして主に招かれたとき、彼はすぐに
網を捨てて従った。彼はその後も、いろいろな場面で主の声を聞き、そして忠実に応えて
いった。しかし主にほめられたこともあれば、叱責されたこともあり、そのすべては彼が主
の声を正しく聞き、従うための備えであった。彼がこの手紙によって選ばれた人々に書き
送ったメッセージは、主によって選ばれ立てられた人々が、それぞれが与えられた立場、
持ち場において、主なる神の恵みを味わい、それを土台として善に励み積極的に戦い進
めということである。わたしたちに用意されている神の賜物は、どんな状況の中にあって
も、神が真実に働き、常に生きた望みが用意されていたことを信じる信仰である。この信
仰があるからこそ試練の中にあっても喜ぶことができ、神の用意された天の資産を受け
継ぐものとされていることを知るのである。そして試練は、キリストの現れるときには賛美
と栄光とほまれに変わるのである。この信仰によってたましいの平安と自由をいただいて
いるので、イエス・キリストを見たことは無くても愛し、そして信じて、輝きにみちた喜びに
あふれることができるのである。