してほしいと望むことをせよ！（マタイによる福音書　7章　7〜12節）

　2007年06月10日礼拝にて

　『だから、何事でも人々からしてほしいとのぞむことは、人々にもそのとおりにせよ。
　　これが律法であり預言者である。』　　　　　　　（マタイによる福音書　7章12節）


イエス・キリストは安心と平和のメッセージを語られた。私たちが、その本当の意味を

理解して生きるためには、真実な神に対する信仰が必要である。さて、「人々にして

ほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。」という教えは黄金律とも言われと

ても大切なものである。わたしたちは、多くの場合自分を中心に考え、何かをしても

らうこと求める。たとい自分の責任で窮地に追い込まれても、手を差し伸べてくれな

い人々を責め、逆の立場になると、その人を批判し近づこうともしない。わたしたち

がいろいろな失敗や悲しみに出会い、病いや悩みを通して、一人では生きられない

ことを悟り、多くの助け、恵みによって生かされていることを知ることは神の知恵で

あり祝福である。わたしたちは神によってのみ、心からの喜びを味わい、神によっ

てのみ平安を得ることができる。神に愛されていることを知っており、神が全知全

能であることを信じているなら、疑わないで求めるべきである。しかも神が喜んで

ささげるものに祝福を下さらないはずが無いと信じているなら、自分のために求め

るのではなく、自分にゆだねられたものを用いて、隣人を励まし、助け、赦し、愛

すべきである。それが神の祝福を獲得する唯一の道である。