私たちはメディアを通していろいろな戦いのニュースを目にし、自分の目から見た批評を
したりする。しかし人の歴史は争いの歴史であり、私たち自身も毎日の生活の中で、小さな
争いや戦いを繰り返しながら生活している。自分は平和な人間だと思っていても、造り主で
ある神を忘れて、自分の知識や判断に生きてしまっていたならば、人を傷つけ血を流してい
る人々となんら変わりがない。私たちが、神を離れた自分勝手な生き方ではなく、神を認め、
一方的な十字架の恵みによって罪を赦され、神によって生かされていることを信じ受け入れ
るならば、私たちは神の前に新しく造られた者として生きることができる。それだけではなく、
神はイエス・キリストによって、わたしたちを神と和解させて神の子として下さり、私たちに和
解の務めを委ねてくださるのである。イエス･キリストは、人を責め裁くためではなく、死ぬべ
きわたしたちが罪を赦されて生きるため、私たちの罪を背負って十字架に死んでくださった。
わたしたちは、神を認めず自分の義を主張する人々の中にあって、神に愛され罪を赦され
たものとして、主が私たちにしてくださったように、神との和解を証しし、神との和解こそ平和
そのものであることを、宣べ伝えるものとなりたい。