祈りが聞き入れられた!(ルカによる福音書 第1章5〜23節)
2005年12月4日礼拝にて
『恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈りが聞きいれられたのだ。』(ルカによる福音書1章13節a)
十二月に入り、寒さも一段と厳しくなった。しかし、それ以上に国内外のニュースを通して、人々の傷つき弱り果てて
いる姿が、わたしたちの心に深く語りかけてくる。わたしたちにとってのクリスマスは、神に愛されている事実の確認で
あり、罪が赦され、永遠の命に生きる望みから来る喜びである。御使いはザカリヤに、「あなたの祈りが聞きいれられ
た」と告げる。ザカリヤは祈っていた。神は彼の祈りを知っておられ、応えてくださった。すべてをご存知の神は、わたし
たちの心のうちにある願いや叫びを知り、人の思いを越えて、神の生きて働かれる事実を示される。ここに、わたした
ちの喜びと平安の源泉がある。神は、御使いの言葉を信じる事が出来なかったザカリヤに、信じる事が出来るように、
しるしを与え、さらにそのしるしをマリヤへのメッセージとされたのである。今わたしたちは、神がわたしたちの内にある
心の叫びや飢え渇きを、ご存知だと信じているだろうか。神はわたしたちに、信じなさい!神に期待せよ!と語りつづ
けておられる。どんなに大きな痛みや悲しみがあっても、神は癒し、平和から来る喜びで満たす事が出来る。この救い
を与えるために、イエス・キリストはこられたからである。このような大きな恵みに生かされていることを感謝し、あなた
の隣り人のために祈ろうではないか!