万軍の主の熱心（イザヤ書　第9章6〜7節）

2005年11月27日礼拝にて

　『万軍の主の熱心がこれをなされるのである。』（イザヤ書9章7節b）


　 わたしたちの信仰の喜びは、イエス･キリストの十字架により、全ての罪を赦され、永遠の命の望みに生かされて

いることを確信することにある。そして、イエス・キリストの誕生の事実は、罪の赦しからくる平安と、永遠の命に対す

る安心の、神からの約束である。 さて、イザヤは預言書の中で、何度も救い主の誕生を預言し、その働きと性質を

あらわす主の名を、いくつか紹介している。ここに、わたしたち一人一人に対する、神の深い思いを見るのである。

この世でのわたしたちの苦しみは、神が具体的に働き、神の力と救いとが完全である事を知るためであり、このこと

によって、わたしたちが自分の力ではなく、神に望みを置いて頼り、絶える事のない自由と平安を持つためである。

これは万軍の主の、わたしたち一人一人の救いに対する熱心な思いから来ている。

　クリスマスを迎えるにあたって、わたしたちの救いは、神の切なる願いであることを覚えて、身近な人々の救いの

ために神に期待して祈ろうではないか。