『ただ聖霊があなたがたに下る時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、
さらに地の果てまで、わたしの証人となるであろう。』（使徒行伝１章８節）
イエス・キリストの生涯については、四つの福音書においてその使命、メッセージ、そして具体的な働きについて書かれ
ている。この使徒行伝においては、主が生きておられる事実の確認、そしてそのしるしとしての聖霊の働きが描かれてい
る。私たちはイエス・キリストが十字架にかかられたことを知っている。そして、葬られたこと、よみがえられたことを知って
いる。それでは、信じて確信しているのか？信じているつもりでも、主がおられないかのように生き、主が葬られたままの
ような生き方をしてしまっているのではないか。弟子たちは復活の主に出会い、完全に赦されていること、使命を与え、
期待して下さっている主の思いを知った。しかし、主の思いは私たちが自分の力で立ち上がることではなく、キリストと共
に歩んだ３年半の歩みと同じように、聖霊なる神とともに歩むことであった。弟子たちの使命はただ一つ、主の生きておら
れることを証しする復活の証人として立つことであった。そのために必要なのは、聖霊を受けること、心の中にキリストを
迎え入れることである。この聖霊の力こそ私たちの証しの力であり、自由と喜びの源泉である。