主との再会（ヨハネ　第21章　1〜9節）

2005年04月17日礼拝にて

　『・・「舟の右の方に網をおろして見なさい。そうすれば、何かとれるだろう。」　・・・彼らは網を下ろすと、魚が多くとれた

ので、それを引き上げることができなかった。』（ヨハネによる福音書　第21章6節）


イエスが生きておられることを知った弟子たちであったが、彼らは主の弟子としての自覚を見失い、何をすればよいか

分からなくなっていた。しかし主はそのような弟子たちに近付き、彼らの傷ついた心を癒し、さらに使命を与えてくださる

のである。　

「人の子が来たのは失われたものを尋ね出して救うためである。」　とイエスの使命が聖書にしるしてあるが、弟子たち

が主を見出だしたのではなく、主が彼らを選んでくださった。彼らが学んだのではなく、主が教えてくださった。さらに傷つ

いた彼らが、自分の力によって癒されたのではなく、主が近付いて癒してくださったのである。自分の弱さのゆえに倒れ

伏してしまうわたしたちであっても、主は近付き、確かな御手を示しながらわたしたちを立ち上がらせてくださる。「あれは、

主だ！」とその姿を確認するための　恵みの経験は、何もないと思っているわたしたちの内にたくわえられている。必要

なのは、ただ主の御手だけを見上げるために砕かれ、キリストの愛によって癒されることである。あなたが主によって砕

かれ、従順なものとされるならば、キリストに会うことができ、主の力によって立ち上がることができる。