神のみこころに添うた悲しみ（第二コリント　第7章　5〜10節）

2005年2月20日礼拝にて

　『神のみこころに添うた悲しみは、悔いのない救いを得させる悔い改めに導き、この世の悲しみは死を来らせる。』

（コリント人への第二の手紙　第7章10節）

　 私たちが神と共に働く「神の同労者・生ける神の宮」であるならば、神の前に清くなるべきではないか。私たちが肉と

霊のあらゆる汚れから自分を清めるためには、神をおそれて神に近付き、痛みを伴った神による取り扱い受ける事が

必要である。パウロはこの7章でも「うちしおれている者を慰めてくださる神は・・・私たちを慰めて下さった。」と証しをし

ている。パウロは送った手紙によって、コリントの人々悲しみを与え、その事について一時悔いた事があった。しかし、

やがてその悲しみが悔い改めへと導かれたとき、それはパウロの喜びとなった。つまりその悲しみは悔い改めに導く神

のみこころであり、パウロの側からは何の損害も受けたのではない事があきらかにされたからである。私たちが神のみ

こころに添うた悲しみを受ける時、それは、悔いのない救いを得させる悔い改めに導く。そしてこの悲しみ（痛み）こそ

私たちの霊的成長の秘訣なのである。アブラハムに「その子イサクを献げなさい。」といわれた神はペテロに「あなたは

わたしに従って来なさい。」と言われた。同じ神がわたしたち一人一人に呼び掛けておられる。痛みと悲しみの不安は

あっても神の真実な約束のゆえに、信仰を持って心を開こうではないか。神はわたしたちに必要な取り扱いを与えて清

くして下さる。