「イエスは答えられた。「『人はパンだけで生きるのではなく、
　　神の口から出る一つ一つのことばで生きる』と書いてある。」」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイの福音書　4章1～11節）


　皆さんはなにから誘惑を受けていると思うでしょうか。現在でしたらネット社会となり携帯やテレビなどに夢中となりついつい見てしまいがちです。駄目だと思っても悪い習慣を続けたり、神様のことを日々の生活で思わなくなったりしたことはないでしょうか。今日の聖書箇所はイエス様も悪魔の誘惑を受けられたところです。どのような誘惑だったでしょうか。

1，『悪魔の誘惑』
　悪魔の誘惑は巧妙です。上手に誘惑に陥りやすいようにしているのです。巧妙について２つの特徴があります。一つは「悪い道であると思わせないこと」です。実際は悪い道ですが、そう思わせないようにしているのです。「悪魔」は自分のことを「悪魔」と名づけない。それは当たり前のように思いますが、私たちは知らずのうちにだまされたり、誘惑に陥りやすいのです。もう一つは「人や人の思い、神の言葉を利用している」ことです。悪魔は身近な人や私自身の思い、みことばをも誘惑に用いるのです。

2，『みことばが誘惑から守る』
　「神の口から出る一つ一つのことばで生きる」とあるようにイエス様ご自身がみことばをもって生きたのです。み言葉で反論された悪魔は太刀打ちできなかった。み言葉に働かれる神様の力によって悪魔の誘惑は退かれるのです。みことばをもってしてイエス様は悪魔に打ち勝ったのです。

3，『みことばの力を信じる』
　私たちは残念ながら誘惑に弱い者です。一度決めた決意もすぐに揺らいでしまって誘惑に負けてしまうことがあります。けれどもイエス様がみことばの力を信じ、誘惑に打ち勝ったように、わたしたちもみことばの力を信じて勝利を得られるよう歩んでいきましょう。

誘惑を打ち勝つ力　（マタイの福音書　4章1～11節）

　2025年6月22日礼拝にて