『・・・・・・私は、貧しくあることも知っており、富むことも知っています。満ち足りる
飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、ありとあらゆる境遇に対処する秘訣を
心得ています。・・・・・・』
ピリピへの手紙 4章12～13節
神はイエス・キリストを通して、わたしたちをどのように愛してくださっているかを教えてくださいました。わたし
たちはそれによって、神がどんな時にも共にいて下さることを知ることができたのです。この事実は、神を信じ
るわたしたちに平安を与え、自由と喜びに満ちた生活へと導いてくれました。今は豊かで便利な時代ですが、
それを得るために自然は破壊され、人と人、国と国の格差が著しくなっています。また、長寿になったことに
より、それによる病や心配事も増大し、日々の不安は尽きることがありません。パウロはこの主を知り、信頼
することにより、どのような境遇にあっても慌てることなく、むしろ共にいてくださる主が何をしてくださるかを、
期待をもって待ち望むことができるようにされました。今を生きるわたしたちはどうでしょう。身近な出来事だけ
でなく、世界中から届けられる災害や争いなどのニュースは、わたしたちに底深い不安や恐れを感じさせます。
けれども,わたしたちに命を与え導いてくださる神は、恵みと力に満ちあふれておられます。この主を信頼する
ことによって、わたしたちの知恵や力ではなく、ただ神の恵みによる平安が与えられるのです。すなわち、どん
な時にも共にいてくださる主によって自由が与えられ、喜びに溢れさせていただけるのです。だからこそ、主が
おられることを忘れずに、この恵みに生きようではありませんか。