『・・・・・・あなたがたは、この聖なる正しい方を拒んで、人殺しの男を赦免するように要求し、
　　　　命の君を殺したのです。しかし、神はこのイエスを死者の中からよみがえらせました。
　　　　私たちはそのことの証人です。このイエスの名が、その名を信じる信仰のゆえに、あなたがたが
　　　　今見て知っているこの人を強くしました。イエスによって与えられる信仰が、この人をみなさんの
　　　　前で、このとおり完全なからだにしたのです。・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（使徒行伝　3章11～16節）


　神は、祈り待ち望んでいた弟子たちに、約束の恵み、すなわち力を与えられました。弟子たちは、知恵や
熱心ではなく、主が共にいてくださることを実感し、それによって与えられた平安を土台として立ち上がり、
新しい一歩を踏み出すことができたのです。神は、主によって平安と喜びに溢れた弟子たちを、人々の中
に遣わし用いられました。生まれながら足の不自由だった男は、弟子たちに声をかけ、神はその弟子たち
がイエス・キリストの名によって命じた願いにこたえられます。むしろ弟子たちに信仰のことばを与えられた
のは、神ご自身だったのでしょう。わたしたちにも、主は日々チャレンジを与えてくださっています。わたした
ちが疑わず、神を信頼して委ねて行くならば神はわたしたちも主の平安と喜びで満たされます。逆に、どん
なに祈っているようでも、神の思いよりも自分の願いにとらわれている時、わたしたちが主を見上げることが
できるように待っていてくださるのです。それは、わたしたちが危険な災いに合うことがないようにであり、何
者によっても奪われない神の祝福を得るためなのです。

イエスの名を信じる信仰　（使徒行伝　3章11～16節）

　2022年6月12日礼拝にて