『・・・「兄弟たちよ、わたしたちは、どうしたらよいのでしょうか」と言った。すると、ペテロが
　　答えた、「悔い改めなさい。そして、あなたがたひとりびとりが罪のゆるしを得るために、
　　イエス・キリストの名によって、バプテスマを受けなさい。そうすれば、あなたがたは聖霊の
　　賜物を受けるであろう。・・・』
　　　　　　　　　　（使徒行伝　2章37～42節）


　九州では熊本を中心に大きな地震が頻発し、広範囲に被害が出ています。金田洋介牧師一家が
派遣されている熊本真愛教会でも、大きな揺れを経験し周辺での被害も広がっています。わたした
ちは振るわれる世界に生きており、これが世の常であることを改めて思い出させられます。みなさん
の家族や友人、知人は無事だったでしょうか。聖書はわたしたちに、日々の安全ではなく、決して奪
われることのない主による平安（安心）を教えてくれています。神はわたしたちに、神を恐れその約束
を信じる信仰を思い起こさせ、わたしたちが人間的な判断や、この世的計算で妥協するのではなく、
神の霊の助けによって神の業を体験することを願っておられます。わたしたちの心からの願いは何
でしょう。自分の自己満足やプライドのためではなく、ただ主の御名があがめられるために自らを献
げることができれば、神は喜んでわたしたちを用いてくださるはずです。それはわたしたちが神や人
にほめられたり、感謝されるためではなく、イエス･キリストの救いが愛する人々に届いて救われ、主
の御名が崇められるためなのです。今わたしたちに求められているのは、どこまでも神を信じ、そし
て従うことなのです。主はわたしたちを振るわれます。けれども全てを持ち、支配しておられる神は、
わたしたちと共にいてくださり、全ての必要を喜んで与え、そして満たしながらわたしたちを祝福の基
としてくださいます。いま思いがけない出来事に傷つき絶望し、悲しんでいる人々が、主の慰めと励
ましによって力強く立ち上がることができるように、心から主に祈ろうではありませんか。 主はわた
したちに神の力と勇気を約束してくださっているのですから。

聖霊の賜物　（使徒行伝　2章37～42節）

　2016年5月15日礼拝にて