『「・・・わが義人は、信仰によって生きる。もし信仰を捨てるなら、
　　わたしのたましいはこれを喜ばない」。
　　しかしわたしたちは、信仰を捨てて滅びる者ではなく、信仰に立って、いのちを得る者である。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヘブル人への手紙　10章　38〜39節）


　 先週はステパノの執り成しを通して神の深い愛を学びました。わたしたちはいろいろなことを聞いて

学び、見て学び、体験して学びます。神はわたしたちに、この世のいろいろな経験を通して、わたしたち

がこの世を治めるのではなく、目には見えなくても神がこの世界を治められることを教えてくださいます。

わたしたちが学ぶときに大切なのは約束を信じることであり、待ち望むために働かさなければならない

のは忍耐です。わたしたちはどんな苦しみの中にあっても、信じることができれば耐え忍ぶことができま

す。けれどもあまりに多くの犠牲を払ったり、疲れきってしまうと、不安や恐れ、さらには疑いが生じてき

て心の中に戦いが起こるのです。そして時に負けてしまうのです。神はいろいろな人を用いられました

が、みんなそれぞれに自分の限界を知り、自分の知恵や力ではなく神を仰いで信仰を働かせたとき輝

きました。神は神を畏れる人を愛してくださり、信仰を働かせることによってわたしたちを豊かな命にあ

ふれさせてくださるのです。わたしたちも、信仰に堅く立とうではありませんか。

信仰によって生きる　（ヘブル人への手紙　10章32〜39節）

　2010年07月04日礼拝にて