２．最初の四弟子
彼らは本物を求めていた。「この世に真理と言うものがあるのなら知りたい」と。しかし、なかなか主イエスに近づ
けなかった。彼らに主イエスから近づかれた。彼らは生活の中に住んでおられる神を見た。そして、「見つけた！」
と感動をもって周囲に知らせた。彼らの内の一人、ヨハネは「時は午後四時ごろ」と、神との出会いをまるで昨日の
事のように語る。
３．ナタナエル
彼には真のイスラエル人という自負心があった。自分に見合うレベルでなければ決して尊敬したり、従ったりでき
ないプライドがあった。石橋を叩いて渡る人。しかし、主イエスは彼の心に触れられた。誰も知っているはずのない
自分だけの祈りの場所、そこに主はおられ、自分の祈りを聞いておられたという事実を知った。彼の心は溶かされ
た。主イエスは彼の真っ直ぐな信仰を喜ばれた。
結．神の近づき
神との出会いは、神が近づかれたことから始まる。神は、私達を見て、知り、声をかけられる。私達も神に近づくな
ら、神を知ることができる。教えは人を変えることができない。しかし、出会いは人を変える。
キリスト教は教えではなく、キリストを知ること。神に近づき、ますます神を知らさせて頂きたい。
「こうして、人々が熱心に追い求めて捜しさえすれば、神を見いだせるようにして下さった。事実、神はわれわれひ
とりびとりから遠く離れておいでになるのではない。われわれは神のうちに生き、動き、存在しているからである。」
(使徒行伝17:27，28)