『わたしは二つのことをあなたに求めます、わたしの死なないうちに、これをかなえてください。
　　うそ、偽りをわたしから遠ざけ、貧しくもなく、また富みもせず、ただなくてならぬ食物で
　　わたしを養ってください。』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（箴言　30章　7〜8節）


　 わたしたちはどんな目標を持ち、何を求めて生きているのでしょう。もちろんそれぞれの生かさ

れている時代や地域、おかれている環境によって千差万別でしょうが、意外と、自分の人生の目

的が漠然としたまま、その時代や状況に流されてしまっている人も多いのではないでしょうか。も

ちろん、身近な人を目標にして小さな幸せを日々感じていくのも、一つの生き方かもしれません。

聖書は、わたしたちが神によって創られ生かされていることを教えています。しかも、わたしたち

が神と共に生かされ、いろいろな人とかかわることによって、その中に生きて働かれる神を知る

ことは、幸福な人生を生きるためにはなくてはならないことです。わたしたちは弱いですから、豊

かになって満たされると神を忘れてしまい、いろいろな問題を抱え込みんでいると、思わずに罪

を犯してしまうことがあります。だからこそ、この世の冨や知恵、名誉を目指して生きるのではな

く、愛を持って導いてくださる神を信じて委ねきった生き方に、心からの自由と喜びを感じること

ができるのです。

主に願い求める二つのこと　（箴言　30章5〜9節）

　2010年02月28日礼拝にて