思いわずらいを神にゆだねよ！（ペテロの第一の手紙 第5章6〜11節）
2006年11月26日礼拝にて
『収穫は多いが働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を
送り出すようにしてもらいなさい。』 （マタイによる福音書 9章37〜38節）
人が救われるのは、その行いによるのではなく、神からの一方的な恵みによります。わたした
ちが喜びにあふれ、幸せに生きるのも、わたしたちの行いによるのではなく、神の恵みによる
のです。私たちが何かを楽しもうとしたとき、一番大切な要素は『どこで何をするか？』ではなく
『誰とするか？』なのです。どんなに豊かな草原にいたとしても、導き手がいなければ羊は安心
して生きていくことは出来ません。人は目に見えるもので、一時の平安と楽しみを手にいれ、わ
たしたちを造り、しかも愛してすべての危険から守り、祝福を与えようとしてくださっている神を
離れて、忘れてしまったのです。これでは心からの自由と喜びを手にすることは出来ません。
イエス・キリストは神であったのにこの世に来てくださり、わたしたちが見失っていた、確かに
注がれている神の愛と、神の約束による救いをはっきりと見える形で現してくださいました。
今も多くの人が、永遠に至る神の恵みを知らずに、一時の平安と、楽しみを求めて右往左往
しています。わたしたちが自分自身の救いに満足するのではなく、迷っている多くの人々の救
いのために祈り立ち上がるならば、生涯のすべての経験が神による備えであったことを知る
ことができるでしょう。なぜならば神があなたと共にいて、神のわざにあずからせてくださるか
らです。
