信仰のタッチ （マルコ　第5章　21〜34節）

2003年11月02日礼拝にて

　�@長血の女の苦痛（25〜26節）

彼女は長血を患って１２年になり、しかも悪化する一方でした。その上、治療のために全財産を失い、汚れた者として社会

から阻害されてきました（レビ記　15・25〜30）。肉体的にも経済的にも社会的にも苦しみ続けた１２年間でした。しかし、イ

エスの十字架と復活は、罪を赦し、病を癒し、永遠の命で生かしてくださいます（出エジプト記　15・22〜27、「一本の木」は

十字架を暗示）。また神第一に歩むならば、必ず経済的な必要も満たされます（マタイ　6・33）。

　�A長血の女の信仰（27〜34節）

イエスの御衣にでも触れば癒されると信じてきた彼女は、念願のチャンスが訪れると、「群集の中にまぎれ込み、うしろか

ら、み衣にさわった」結果、癒されました。群集は四方八方から押し迫ってイエスを取り囲んでいる状態で、イエスに触った

のは彼女だけではなかったはずですが、内から力が出て行くような触り方をしたには彼女だけでした。群集の触り方は単

なる物理的タッチに過ぎなかったのに比べ、彼女のは信仰のタッチであったからです。イエスの周辺をウロウロするだけ

では何の変革も起こりません。「触れられた」と感じるような信仰のタッチをしましょう。